本記事は、セミナー運営担当の方向け(特にBtoB企業向け)に書いています。
・「セミナー運営の際は、こんなことに注意した方が良い」
・「私は失敗したけれど、次回改善するとしたら〇〇する!」
私が実践を通して得たセミナー運営のノウハウや注意点を紹介します。
セミナー運営担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
参考 BtoBセミナーで成果を上げる企画・集客・フォロー方法SAIRU NOTEセミナーでは、スクリーンに投影しているスライド資料の扱いについて、プレゼンテーションの冒頭で共有すべきです。
参加者の一部には、「資料は、後でもらうことはできるのか?」と疑問抱く方もいらっしゃいます。そのため、当日利用する資料については、例えば下記のような案内をしましょう。
・「本日の資料ですが、当セミナーのアンケートにご回答いただきましたら、資料をダウンロードできるようになっています。」
・「スライドは終了後に共有するので、今日はメモはあまり取らなくて良いです。私の話を集中して聞いていただければと思います」
こんな感じで、セミナー冒頭に参加者が疑問に思うことを解消してしまいましょう。他にも、参加者が疑問に思うことは早めに潰しておきましょう。
セミナーをスムーズに行うためには、セミナー参加者が気になることを事前にしっかり潰しておくことが重要です。
下記のような情報は事前にアナウンスしましょう。
WiFiのSSIDとパスワードは、セミナー開催前にスライドに映したり、近くのホワイトボードに書いておいたり、あるいはアンケート資料などに記載したりしておきましょう。
トイレの有無と場所は事前に案内しておきましょう。セミナー開催15分前などに、早めに行くよう促しておきましょう。セミナー開催中に注意が逸れてしまいかねません。
主催企業側で飲み物を用意していない場合は、自動販売機の位置を事前にお伝えしましょう。セミナー運営者は事前に確認しておきましょう。なお、ペットボトルなどの飲み物は無くても基本的に問題ありません。
ちなみに、セミナー開催前に飲み物を配りつつ参加者と挨拶をすることで、登壇時の緊張がほぐれる効果はあります。また、一度挨拶をしておくことでセミナー後に直接やりとりするハードルも下がります。結果的に、その場で商談設定ができるかもしれません。
特に、長時間にわたるセミナーでは喫煙所の確認をしておきましょう。
こちらは結構、強く気にする人がいる印象です。当日、スクリーンに投影する資料をどうするかは事前に共有しましょう。ちなみに、アンケートに回答してくれた方限定で資料を共有するとアンケート回収率は上がります。
こういった基本的な情報は、セミナー開催15分前・5分前などに案内してしまいましょう。
後方席に座っている方は、資料が見えない可能性が高いです。(前方の人の頭で見えない・文字が見えないなど原因はいろいろ)
資料が見えなくては、参加者の満足度は下がってしまいます。セミナーには購買や情報収集目的で来ているはずなので、参加者の体験が損なわれるのはよくありません。
無印良品では、体験を重視した店舗設計にしたことで顧客体験がアップし、顧客が気分をよくして商品を以前より購入するようになった事例もあります。
BtoB商材系のセミナーでも、「参加者の体験をもっと良いものにできないか?」と心がけることが案外重要そうです。
「参加者の体験をよくするってどうやるの?」と疑問に感じるかもしれません。
例えば、当日の音響や照明、机に置かれた資料、受付対応、椅子の配置(隣の人と近すぎないか等)、アンケート、WiFi情報などなど…。少し注意をすれば改善できるところはありますよね。
例えば、ABMツールの「FORCAS」も、イベントの体験設計にとてもこだわっていると聞いています。無論それが結局、ビジネス的に価値があるからです。
下記ツイートの「体験設計にこだわる」という箇所です。
後方席にいる人でも、しっかり文字が確認できる字の大きさになっているでしょうか。席の並び方や、投影スクリーンの大きさや数にも依存しますが、30〜40名以上参加するセミナーでは特に気をつけましょう。
スライドの字が小さくて見えない、こういった一見細かい点でもセミナー参加者の体験の質は落ちてしまいます。文字が見えなくては聞く気もなくなってしまいますよね。
登壇者が一方的にしゃべるセミナーになっていませんか?それでは参加者も眠くなってしまい、どんなに良い話をしていても聞かれないと商談化率も下がってしまいます。
「ヤバイ、いつも自分は一方的に喋っている…!」
こんな方は資料内にアンケートやクイズを差し込むのがおすすめです。
参加者はただ聞いているだけでは集中力が持ちません。簡単な質問やアンケートで良いです。イエス or ノーで答えられる質問にしましょう。
アンケート回収には、無料フォーム作成ツール「【formrun】」がおすすめです。
運営者自身がフォームを作成するのも簡単ですし、セキュリティ面でも安全性が高いです。アンケート回収後、そのデータをSalesforceなどに入れることも簡単です。手書きのアンケート回答を、あとで打ち込む必要もありません。
これからセミナー用のアンケートを作成予定の方はぜひチェックしてみてください。おすすめです。
資料共有は、プレゼンテーション共有ツールを利用してみましょう。もちろん、そのまま資料のPDFを参加者にメール送信するのも良いですが。
プレゼンテーション共有ツールはSpeaker Deckが簡単に投稿できるため、おすすめです。資料を公開したら、TwitterなどSNSにシェアしてみましょう。
こんなイメージです。
よろしければ、セミナー運営の参考にしてみてください。
セミナーの代わりにウェビナー施策を検討されている方は、ぜひこちらもご覧ください。